新鮮な色・柄あわせを古典に学ぶ

フォーエバー21原宿店が今月15日で閉店するそうですね。
周りにウィゴーやスピンズもあるし
原宿は大きなファッションビルがないから厳しいのかなあ。
平日夜なんか閑散としてたものね。
時代の流れを感じたミランダかあちゃんです。

さて、今年の春頃からファッションの世界では
カラーミックス・派手化が進み多色づかいが主流になってきました。
今まで、グレイやベージュのワントーンコーデをしていた方も
もう少し色を取り入れたいなあと思っていらっしゃるかもしれませんね。

「でも色って下手すると大怪我になりかねない。
赤を着るとカープ女子
黒とイエローを合わせるとタイガースって言われない?」

ごもっともです。
特にビビッドな色や柄の合わせ方が難しいと感じる方も多いと思います。

この前、色柄合わせの参考になるすごく面白い本を見つけました。

「谷崎潤一郎文学の着物を見る」

谷崎の作品に出てくる着物のスタイリングを再現して
アンティークの着物と挿絵をコラボさせたという、何とも斬新な本です。
編集の方、すごいこと考えましたねえ〜。

谷崎作品というと、「細雪」の四姉妹が京都に花見に出かけるシーンの
華やかな着物姿を思い出しますが、
他の作品も、よく読むと面白い着こなしがザクザク出てくる。

(上記本より写真をお借りしました)

モダンで大胆な配色の幾何学模様に、艶やかな花の帯。
帯締め、帯揚げ、半襟、ショール、
これでもかというくらい色と柄を使っているのに調和がとれていて粋です。

かと思うと、着物にマントコートとヒール靴を合わせてみたり、
表紙のように、着物にネックレスをしたり
かなりアヴァンギャルドだわ。
でも決して下品でなく、惹きつけられる魅力があります。

立涌、亀甲、矢絣(やがすり)・・

考えてみれば日本には古くから
大胆でパンチの効いた文様と配色があったのですもんね。
私たちのDNAにもきっとそれは受け継がれているはず。
たまには古典に戻って見るのも面白いです。

谷崎潤一郎、ただのエロオヤジではありませんでした。(←失礼!)

新鮮な色・柄あわせを古典に学ぶ” に対して 4 件のコメントがあります

  1. olieve より:

    こちらの本購入します。
    個人的には麻の葉模様が
    好きです。

    1. 輪湖もなみ 輪湖もなみ より:

      oliveさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
      かあちゃんも麻の葉模様大好きです!
      この本かなり読み応えがあって、面白いですよー^^

  2. kao より:

    以前から、とても参考にさせて頂いているブログです。
    迷いが解消できたり!感謝しています。

    ただ、皮肉っぽい言い方は良いけれど、度々大人にしては汚い言葉遣いに、嫌な気分になります。
    ファッション第一主義のブログではないと思ってるので、言わせて頂きました。

    1. 輪湖もなみ 輪湖もなみ より:

      Kaoさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
      私の言葉の使い方でご不快な思いをさせてしまいごめんなさい。
      たくさんの方にお読みいただいているブログなので、今後言い回しには気をつけたいと思います。

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