穏やかな新春におすすめの本〜近代美術の巨匠たちの美しき物語〜
こんにちは。ミランダかあちゃんです。
用事があり池袋西武百貨店に行ったら、とらやさんの前に長〜い行列ができていました。
干支羊羹?
花びら餅?
今日は時間がなくて、心を鬼にし和菓子をスルー。
いよいよ新年の準備が始まりましたね。
今日は、1年間に溜まった書籍を片付けようとしたのですが
「これどういう内容だっけ?」と、いちいちページをめくってしまって、全くすすまなーい。
仕方がないから、今年1年よく読んだ作家さんの本をご紹介します。
原田マハさんの「ジヴェルニーの食卓」
マティス、ドガ、セザンヌ、モネという、近代美術の基礎を築いた巨匠たちの物語です。
天才的な芸術家っていつも爆発!!していて、およそ生活感のない日常を送っているように勝手に想像してしまうんですが、
芸術家でも、日々の暮らしがあり、食事もするし、家族もいる。
美術史からは見えてこない画家の生活、そして彼らの素顔や心情を、さっと切り取ったような美しい短編集です。
読んでいると、モネのジヴェルニーの色彩豊かな庭や、ドガが少女の踊り子を描いたアトリエが、
目の前に生き生きと立ち上がってくるような錯覚を覚えます。
原田マハさん、
「スバラ式世界」や「東京トホホ本舗」を書いた(←電車の中で読むのは危険すぎるほど面白いです)
原田宗典さんの妹さんなんですね。
元々美術館のキュレーターやアートディレクションをなさっていた方だそうで、
「フーテンのマハ」や「本日はお日柄もよく」などのエッセイも楽しいいですが、
何と言ってもアートをモチーフにした作品
「楽園のカンヴァス」や「暗幕のゲルニカ」も面白かった。
お正月の穏やかな日差しの中で、読んでは「ボー」っと空想して、
小説の世界にどっぷり浸るにはぴったりの本だと思います。
こちらは秋に行ったパリの一コマ。
ブローニュの森近くに、ひっそり佇む邸宅「マルモッタン美術館」です。
毎年この時期にこちらの本を眺めつつ、
「日経おとなのOFF 2019年1月号」絶対見逃せない2019年美術展
来年も世界中のアートを見るぞ〜!頑張って働くぞ〜!と心に誓うのでございました。
スポンサーリンク
かあちゃんさん、ブログ、毎日楽しく拝読しています!
10数年前、母と妹とモネを巡る旅をし、マルモッタン美術館やジヴェルニーのモネの邸宅を訪れたのを懐かしく思い出しました。
震えるほど素晴らしかったです!
モネの邸宅には日本の浮世絵なんかも飾られていて、お庭の太鼓橋といい、ジャポニスムの影響が感じられました。
今は男の子2人の子育て中で、全然美術館にも行けておらず淋しい限りですが、今年やっと下の子が幼稚園に入園し、母向けの読書サークルに入り、読書を再開しました。
そこで小説やアート本、勿論かあちゃんさんの著書も紹介させて頂き、皆さんに大好評でした!
原田マハさん、気になっていたのですが、原田宗典さんの妹さんだったのですね。
昔、原田宗典さんにハマりまくりました。
絶対読んでみます。
ファッション、読書、アート、映画…どれも人生に欠かせないくらい大好きで、少し子育てで遠のいているけれど、ジワジワ再開しつつあります。
かあちゃんさんのブログはそこのところが満たされ、ワクワクして本当に大好きです。
美術館や映画館にまた行けるのもそう遠くないことと信じて、子育て頑張ります。
長くなりましたが、良いお年をお迎えください!
akkiさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
拙書をご紹介いただきとてもとても光栄です。
マルモッタンやシヴェルニー、本当に素晴らしいですよね!
人気があるので日本にもモネはよく来ますが、やはりあの環境あの建物でみるモネは格別です。
お母様と妹様との女子旅なんて、楽しそう〜。
お忙しい子育ての時間の合間をぬっての、映画やアートもまた至福のひと時ですね!
来年もどうぞよろしくお願いいたします。どうぞよいお年を^^/