流行は1周まわる、の落とし穴?!
こんにちは。ミランダかあちゃんです。
「各ブランドのコレクション画像はどうやってみられるの?」
というご質問をいただきました。
コレクションに興味を持ってくださって本当に嬉しいです。
かあちゃんは主に「 VOGUE RUNWAY」でウオッチしています。
コレクションの1〜2日後にはすでに画像がアップされますし、ブランドによってはムービーやレビューも見ることができますよ〜。
数あるメゾンの中で、今一番人気と勢いがあるのはどこでしょう?
かあちゃん的TOP3は、ずばり!
MIUMIU,PRADA,LOEWE です。
ブランドというのは、顧客と共に歳をとります。
長い目で見るとそれはブランドの衰退につながりますので、
今の顧客を大事にしながらも、同時に若返り戦略を打たなくてはいけません。
若く新しい顧客に支持され続けなければ、50年〜100年とブランドが繁栄することはできませんから。。
先ほどあげたブランドは、この代替わり戦略がすごく上手くいっているブランドだと思います。
例えばMIUMIUでいえば、若い世代に大人気のTWICEのモモさんやIVEのウォニョンさんなどセレブの起用やSNS戦略がめちゃめちゃうまい!
で肝心のお洋服は・・というと、
こう言っちゃなんですけど、わりと普通です。
ポロシャツ、
ストライプシャツ
Church’sコラボのモンクストラップシューズ、
の上にブレザー。
丸首のツインニットとタイトスカート
カーディガンと、フーディーと黒ストッキング
「あ、それ、私も持ってま〜す!」っていうアイテム、多くないですか?
かあちゃんの青春時代の80年代アイテムだらけだよ〜。
MIUMIUのクリエイティブディレクター、ミウッチャ・プラダ女史はプラダの創業者マリオ・プラダのお孫さんで、現在74歳です。
(どうでもいい豆知識ですが、MIUMIUっていうブランド名はミウッチャさんの若い頃のニックネームです)
なのでミウッチャさん自身も、ポロシャツ、ブレザー、ストライプシャツの「プレッピーブーム」を一回経験してる人なんですよ。
でもMIUMIUが上手いなあと思うのは
私たちにとっては既視感のあるこういうアイテムにちょっとだけひねりを加えて、初めて見る若い子の目には新鮮に映るようにしていること。
はい、ここで上の画像もう一度よ〜く見てね。
ベイシックカーディガンなのに、ボトムスはパンツ見えてるブルマー(←死語?)ショーツだったり
タイトスカートのウエストから見えちゃってるストッキングのゴムが、トップスのニットの上にかぶってたり
ポロシャツとブレザーなのに、スカートはひらひらフリフリミニスカートだったり
よく見ると・・・「これって、いいんですかね?」という点がちょいちょいありません?
この違和感が大事!
そう、このちょっとした「着こなし方の違和感」が、私たちが若い頃に着てたアイテムを新鮮に見せてるんです。
これ、”1周まわったアイテム”を古臭くなく新鮮に見せるための、超重要なテクニック。
ということで、何が言いたいかというと
MIUMIUのコレクション見て、「あポロシャツ私も持ってるわ!」と、
大昔のフクゾーのポロシャツとか引っ張り出してきてはダメということ。
今のポロシャツは、昔のに似てるように見えてシルエットやディティールはちゃんと微妙に変えてあるからね。
それとこういう1周回ったコレクション画像を見るときは
「昔の着こなしとはどこが違うか?」をじっくり観察してみてね。
すると、どこをどうしたら今っぽい着こなしになるかなんとなく見えて来ると思います。
ファッションの流行って、結局この繰り返しですから。