縫製がいいってどういうこと?それって「いい服」の条件なの?
よく、お店の人が
「この商品は縫製が丁寧で・・」って言うじゃないですか。
でも、”縫製がていねい”ってそもそもどういうことなんでしょうね。
それって、一般の人が見てわかるもの?
そして縫製のよさって、服を選ぶうえで、
どのくらい重視すればいいんだろう。
・・って、ひょっとしてみんな思ってません?
あんまり気にしたことない人も多いかもしれないけど
今日はそんなテーマを取り上げてみました。
今回は「パンツ編」
縫い目ができるだけ表にひびかないように
この生地の色なら、ふつう赤っぽい糸を使うとこだけど
黒糸でガシガシまつってあります。
しかもロックミシンより内側をまつっているので
ひょっとしたらお洗濯しているうちに
ロックミシンの縫い目がほつれてくることも
あるかもしれませんね。
UAのパンツのほうは、
ちゃんと布地と同色の糸を使っていて
縫い目も見えないくらい、きれいに処理されてます。
次に、腰回り。
ボタン、ホック、ファスナー部分は、たいした差はないかな。
一番違の違いは、UAのほうは、
ウェストの内側に別布(白い布)で補強がされている。
それから、ファスナーの縫い付け部分のはじも、
白いバイアス布でくるみ
その上から、もう一度ミシンでたたいてます。
こういうふうな処理をすると
その分縫製工程がふえるわけで、
「縫製がていねい」な部類に入る、ってことになりそう。
・・・とまあこんなふうに細かくアラ探しすると、
確かに縫製がていねいか、
そうでもないかという違いは見ればわかることもある。
だけど、それ、服を選ぶときの絶対条件か?っていわれると
母ちゃん的には「縫製だけでは判断しない」かも。
ZARAのパンツ、黒糸使ってても
表から見ると全然見えなくてきれいなのよ。
何度も着てお洗濯をするうち
糸がぴょ〜ん、ってこともあるかもしれないけど
そのときは、ちゃちゃっと自分で直せばいいことだし。
かあちゃんが考える「いい服」の条件は、この5つ。
(1)素材がいい
(2)シルエットがいい
(3)デザインがいい(色を含む)
(4)縫製がいい
(5)コスパがいい
ただしパーフェクトを目指し、上をみたらきりがないので
ようはこの5つのバランスですよね。
この2本のパンツ、同じくらい気に入っているし
シルエットも体によく馴染んでくれてるのだけれど
ZARAのパンツ5,900円
UAのパンツ32,000円(←高かった!)
ん〜〜だったら、
「まつり糸が黒でもまあいっか」って思います。
それより気にしたいことは、
シルエットと機能に関わる点。
ベルト部分を持って、ファスナー部を手前にし
パンツをぶら下げたとき
パンツにおかしなねじれがないかチェックしてみてね。
たまに、センタープレスなのに
「プレスが(折り目が)センターじゃないじゃん!」
ってものもあるから。
それから、長さに左右差があったり
裾が床線に平行じゃなかったりするものがあるから
そこは要チェック。
あと、チャックにひっかかりがありスムーズじゃないとか
ボタンホールの穴が小さくて、ボタンがかけずらいなどの
服は避けないとね。
縫製が悪くても、
シルエットがいいってことももちろんありなわけで
縫製が悪いから、「悪い服」とは言えない。
私たちは、コスパに厳しい主婦ですからね。
「いい服」をしっかりみきわめなくては。
それにしても、最近お野菜高くないですか〜?(泣)
我が家では、葉モノのかわりにイモが入るサラダ率高し・・。