シグネットリングを探すなら

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こんにちは。ミランダかあちゃんです。
干場義雅さんの「これだけでいい男の服」を読んでいたら、ASPREYのシグネットリングが出てきて、そういえばロンドンでこのタイプのリングを小指にはめていた男性を何人かみたのを懐かしく思い出しました。

 

写真はTOM WOODのシグネットリングです。
FARFETCHより画像をお借りしました。

 

シグネットリングは日本のハンコとアクセサリーを合体させたみたいなもの。
シーリングワックスを封筒の上にたら〜っと垂らし熱いうちに押し当あて、お手紙に封蝋するとき使われていました。
ロウをたら〜っ→すぐにスタンプ という一連の動作をスムーズにするため、小指にはめる習慣になったらしいです。(他の指だと火傷しそうだもんね)
古くはメソポタミア文明の遺跡からも出てきたらしいですよ。
昔の肖像画の手元をよーく見ると、男性の小指にシグネットリングが描かれていることもあります。

 

最近シグネットリングが地味に人気のようで、上のTOM WOODのものはセレクトショップでもよく見かけます。
でもルーツを考えると、このリングはキラッ!ギラギラ!より、いぶしたような鈍い輝きの方が雰囲気あるなあと思います。

で、アンティークショップを探したら、案の定ありました〜。
GYPCY ANTIQUEさんのドイツ 14金 シーリング シグネットリング

(GYPCY ANTIQUEさまのオンラインストアより画像をお借りしました。)

EとHのイニシャルでリングの内側に、F.Erg.v.H.D 15.6.28の文字。
ドイツのEHさん(?)1928年の6月15日にリングが作られてから、どういう経緯で日本にやってきたのかしら?
アンティークの楽しいところってこういうところです。
1枚目のTOMWOODのリングより、細工も繊細で断然深みがあると思いませんか?

 

メンズ用のしっかりしたリングは、若い女性より年齢を重ねた女性向きかも。
お気に入りに出会えるまで、アンティークショップに行くたび、気長に探してみようと思います。

 

 

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