後染めとか先染めとか、それいったいなんのこと?

こんにちは。ミランダかあちゃんです。
STYLE04では、今日から

ロゴTシャツ
コットンダブルジレ
アニマルティアード スカート

2025年春夏新作の予約販売が始まりました。

このブログでは、YouTubeでは語らないものづくりの裏話的なネタもお話ししようと思います。

 

白でも黒でもないニュアンスカラーが魅力のTシャツ
ロゴTシャツ
コーデにスッと馴染むこの微妙な色を出すために「製品染め」という技に挑戦してみました。

 

ショップスタッフに「それ、後染めなんですよ〜」ってドヤ顔で説明されたことない?

多くの服は、生地屋さんで売られている生地を買い、それを縫製工場で縫製してもらうという手順で作ります。
生地の色は生地見本の中から選ぶので、その色を変えることはできません。

ただ
「どうしてもこういう色が出したいの!」という
強ーいこだわりがある場合、
まれに染めの工程を自社でやる、ということもあります。

 

●先染め=生地になる前の糸の段階で染色してから生地に仕立てること
●後染め=生地を作ってから染色すること
●製品染め=製品を作ってから染色すること

 

どの段階で染色加工をするかは、素材の特性によって様々なんですが、
どのやり方も、既製品の生地でなく思い通りの色出しができる。
でも、手間がかかるから工賃は高くなってしまいます。
それと「染め」と「縫製」は同じ工場ではできないので、生産までのリードタイム(所要時間)も長くなっちゃう。

いろいろ面倒だし工賃高くなるので、普通はやらない。
なので希少性が高いとも言えるわけです。

ショップスタッフのドヤ顔の意味わかりましたか?

 

今回STYLE04でかあちゃんが作ったロゴTシャツは、
Tシャツに縫製してから染料に入れ、一番いい感じの色が出たところで引き上げる
という「製品染め」という工程で作っています。

 

なので、ペタッと均一な色ではなく光の加減で微妙にニュアンスが出る風合いに仕上がってるの、わかる?
(ユニクロさんの10色展開くらいしてる定番Tシャツと、色味比べてみて〜)
染め方を調整し微妙に色の違うTシャツを何枚も作って、一番いい色を選んだの。
時間かかりました〜

いろいろ白、黒、ネイビーなどの、ロゴくっきり!なアメカジ風Tシャツじゃなくて、
ロゴと生地の色が自然に馴染んだ着やすいデザインに仕上がったと思ってます。

 

なんでかあちゃんがこんなにTシャツの色出しにこだったかというと、
毎年毎年「かあちゃん、そのT シャツどこの?」
って聞かれることが多いから。

Tシャツのデザインって毎年コロコロ変わっちゃうから、どこのブランドなら確実というものはないし
みんな探してるんだなあ〜
困ってるんだなあ〜
って痛感したんです。

 

本当に大人をキレイに見せてくれて、しかもコーディネートに馴染む使えるTシャツを!!!
これ、かあちゃんの使命ですから!くらいに思っちゃったんですよね。

色以外にも、
ゆとりのあるアームホール
少し肩方向にドロップさせて、二の腕をさりげなくカバーし
身幅や着丈もゆったり目で、ウエストインでもアウトでもOK。
体型カバーしつつリラックス感の出るパターンにも拘って作っています。

今回2025年SSの撮影スタイリングをしてて、とにかくこのTシャツの出番が多いこと!
とりあえず何にでも合わせやすいので、いろんなコーデに登場してます。

 

モノトーンに合わせても良し

春らしく明るいピスタチオカラーに合わせてもよし

とにかくコーデに困らないTシャツ。
悪いこと言いません。これ2色買っておいた方がいいです(笑)

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