先週、大学生の娘と新宿方面にショッピングに出かけました。
服にはけっこうこだわりのある彼女
事前にインスタ、ファッションサイト
VIVIやRayなどの雑誌もじっくり読み込んで
お買い物リストを作り、かあちゃんを誘ってお財布狙い。

まずは、東口のルミネエストへ。
VIVIによく掲載されている、
「フリーズマート」「レディアゼル」「ヘザー」
などの若者ブランドを物色です。

「何を買いたいの？」
「シャギーコーディガン（毛足の長いコートとカーディガンの中間的なはおりもの）
ゆるニット、ツイードか豹柄のミニスカート、プリーツスカート」
「予算は？」
「２万円」

ルミネエスト、娘が言った通りのアイテムが
わんさか売られていました。
でもシャギーコート１枚で7,900円なり。
「・・・やっぱGU行くわ」
GUに行くと、ありました、そっくりな服が。
トレンド丸押さえだわ、素晴らしい！

ピンクシャギーコーディガン　2,990円　
ホワイトゆるニット　1,990円
ツイードスカート 1,490円
フェルト中折れハット　1,490円　
シフォンプリーツスカート 1,990円

これに、スキニーデニム２本とファーのクラッチバッグ
以上９点トータル19,340円。
ぴったんこカンカンですね〜。

GUのようなファストファッションを利用する場合は
いくつかコツがあると思います。

（１）ベイシックを買わない
ファストファッションは、
その時期流行どまんなかをおさえて商品化するのが得意です。
だからベイシックは狙わず、トレンドをおさえる。
逆にベイシックを買いたい場合は、ユニクロに行きましょ。

（２）トータルで買う
トレンド服がとても多いので、単品で買い
あとから別のブランドとコーディネートしようと思っても
合わせる服がない！ってことになりやすいので
上から下までトータルで買ってしまうのがオススメ。
安いからと組み合わせしづらい単品ばかり買うのでなく
コーディネート一式を買うといいです。

（３）１年限りと割り切る
トレンド服ですから、来年はもう着れないものもあるでしょうし
素材もすごくいいわけではない。
あくまで１年限りと割りきり、
シーズン最初に買って、シーズン内に着倒してもとをとりましょう。
娘のように、おしゃれ発展途上中で、
まだまだいろいろな試行錯誤を繰り返したい若者には
ぴったりかもしれません。

かあちゃん世代で着れるものないかなあとさっと見てみましたが
ちょっと見当たらなかったなあ。
今度もう少しじっくり探してみます。
大人世代が、GU的なポジションで使える服は「ZARA」ですね。
「ZARA」はハイブランドの完コピーが本当に上手。

この甲の深いチャンキーヒール、８月にZARAで買いました。
セリーヌで、似たようなデザインでボルドーのヒールを見かけたので。
冬は黒っぽい服が増えるので、靴で白を足すのもいいかなと思い
控えの１０着のワイドパンツに合わせて愛用中です。
今シーズン中に履き倒すぞ〜。

娘、一応経済学部なので、カフェでお茶しながら聞いてみました。
「どうしてルミネで7900円の服が、GUだと2,990円で買えると思う？」
「接客しないスタイルだから？」
「じゃあさ、接客しないで服を売るためには何が必要？」
「うーん」

GUのような大型店は、
商品をどーんと売り場に出してます。
SSS,MMM,LL,XL　みたいな感じで。
だから倉庫からサイズを出してきたりする
販売員さんの手間がかからないわけね。
その代わり、一つの型をたくさん作らず
売れたらどんどん別の型の服を作って売場に出し
いつ行っても違う服がある、
とお客様が新鮮に感じるようにしてます。

また、陳列方法にも工夫がたくさんされていて、
例えば、遠い場所から高い壁面に飾られたディスプレイの服を見て
その付近にいったら、ちゃんとその飾られていた服が
ハンガーにサイズ別にかけられていたりする。
「あの服がほしいんですけど〜」と
販売員さんに探してもらう手間が省けますよね。

経営を苦しくするのは、人件費と家賃と在庫だから
そこを効率よく回そうとしているわけよね。
・・てなことをあんまりいうと
娘にウザがられそうなのでやめとこ。

「ファストファション店を２店舗を比較して、
流通の工夫と問題点を分析しなさい」
みたいな課題を出したら、
大学の講義も面白くなるんじゃないかしら？
で、レポートが一番良かった子には、商品券あげる！
がんばると思うけど（笑）