売れ残った商品がたどる悲惨な末路

こんにちは。ミランダかあちゃんです。

小島ファッションマーケティング代表 小島健輔先生のブログ
「プロフェッサー小島健輔の言いたい放題」

焼却は最良の処分方法だ! 

『H&Mがデンマークで毎年、12トンほど売れ残り衣類を焼却処分している事がTV報道されて
「サスティナブルなブランドという謳い文句と違うじゃないか」と非難されている』
ことを取り上げ、

『それでもオフプライス店などへ横流しされたりリユースへ回ればプロパー販売を圧迫し真っ当に買った顧客を多少なりとも裏切る事になる(中略)
焼却は全額減損に焼却費までかかるが誰にも迷惑をかけずブランド価値を傷つけない最良の処分方法。
(中略・いっそ)流通在庫の焼却処分に助成金を支給しては如何だろうか』

と、過剰な量の服を作り続けるファッションシステムを痛烈に批判しておられました。

※『 』内ブログより抜粋

 

かあちゃんがアパレルにいた時
「原料(商品)減耗損伝票」に廃棄証明書がついた書類をたまに目にしました。
売れ残ってずっと倉庫に置いてある糸や布地や商品は、
置いておいても倉庫代がかかるだけなので、最後は燃やして廃棄してしまうんです。
会社によってはタグをとって1トンいくらで海外に売り飛ばしたりもします。
かあちゃんは燃やす現場に立ち会ったことはないのだけれど、
生産担当の社員は「墓場だ・・」と言っていました。
売れ残った商品がどんな末路をたどるのかなんて、それまで考えたこともなかったかあちゃんは
「売れ残りはこんな紙切れ一枚でなかったことにされるのね!」と衝撃を受けました。

アパレルは、シーズン末まで在庫が残るのをわかっているのに、なぜ過剰供給をやめないのか?
それは「これまではそれでうまくいっていたから」なんだそうです。

かあちゃんたち主婦が、家族の夕飯を作るとして、
4人家族なら4人で食べられる量を考えるし
もし余ってしまったら、次回からおかずの量を調整しますよね。

今のファッションシステムは、おかずが余るのをわかっていてたくさん作るのをやめない状態。
その分お金がかかるので、毎回味噌汁の具はもやしですっ!
と言っているようなもの。
なんとも不思議なお話です。

 

 

今、かあちゃんたちにできることがあるとすれば
わけのわからないムダな買い物を、できるだけやめることなのではないかしら?と思います。
「この服に出会えて本当によかった。そろそろ傷んだからさよならするね」
そんな風に思えるものを、厳選して買う。
かあちゃんたち消費者が、賢いお買い物をすることで
旧態依然としたファッションシステムが変わっていけば
スカスカの原価で作った粗悪な服が少なくなり
きちんと手がかけられ、かつリーズナブルないいものに出会える社会になるのではないでしょうか。

ただのファッションブログを書いているかあちゃんが
こんな生意気なことを書いていいのかしら?とも思いましたが、
そのためにかあちゃんができることは?をいつも考えつつ
これからもみなさんのお役に立ちたいなあと思っています。

最後にお知らせを・・
「DRESSコラム#2」偏愛アイテムはあえて出す。”大好き”に囲まれた心地よい暮らし
が更新されました。
今回は恥ずかしながら、かあちゃんのプライベートルームをご紹介。
服と靴とバッグ大好きなものに囲まれたカオスです!

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