本当の定番ってどういうこと?

女性は「お買い得」という言葉に弱いですよね。
SALEで買った服が、
翌日からさらにディスカウントされていて
それを買ったお友達が自慢してるのを聞いたときなんて
かなりテンション下がりますもん。(笑)

小島健輔先生のブログで
「衣料品のお値打ち感」
についてお書きになっていらして
私たちにもすごく参考になることだったので
今日はこれについて書いてみたいと思います。

小島先生はこのように書かれています。

(以下引用)ーーーーーーーーーーーーーーー
衣料品の‘お値打ち感’はその性格によって評価基準が異なる。
償却期間から見て、
1)インベスティメント・クローズ(多年償却衣料)、
2)ランニング・クローズ(2~3シーズン償却衣料)、
3)ファスト・クローズ(ワンシーズン償却衣料)
と大雑把に仕分けて考えてはどうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これにかあちゃんなりの解釈をさせていただくと
1)のインベストメントクローズというのは
トレンチコートとか、ライダースジャケットのように
流行りすたりを超えて生き残っているアイテムで
5年〜10年程度は、
流行遅れに見えずに着れる服のこと。

かあちゃんのトレンチ・ライダース好きは
このブログの読者のみなさんはよくご存知だと思いますが
真夏と真冬以外はずっと着ています。
堅牢なつくりで、何にでもあわせやすいので
(逆にトレンチとライダースに合わない服がある?)
ものすごく出番が多い。

どちらも10万円前後のお値段だったので
買うときは清水からおりゃあ〜と飛び降りたけど
こんなに着る機会が多いなら
結局お買い得だったなあ、と思います。

他にも、
トレンチならバーバリーやアクアスキュータム
ジャケットならラルフローレン
ストールといえばジョンストンズ
おじ靴といえばチャーチ

など、ブランド名+アイテムで語られる
「シグネチャーアイテム」といわれるもの。
ブランドを代表している商品なだけに
1年ごとにコロコロ型が変わったりしないから
流行遅れにもなりません。
こうしたアイテムは
お値段が高いからと似たようなものですませると
「買えないのでパクリをもってます」
という偽物感が漂うので
結局買い換えることになるし、
シグネチャーアイテムは
たいていSALEにならないから
後々何度も買い換えることを考えたら、
定価で買っても結局お得というわけです。

逆に、トレンチコートなのにラグランスリーブとか
テーラードジャケットなのに丈がすごく長いとか
襟の形がフリル、とか
定番アイテムをわざと変形させちゃったデザインは
すでに定番を持ってる人に
違うのをもう1着売りつけようとする
アパレルの陰謀だから、ひっかからないようにね!
2着目として、ならいいかもしれないけど
高い割に定番にはなり得ないから。

次に、3)のファスト・クローズについて

かあちゃんが先月ZARAで買った
ど派手なフラワープリントのワンピ。
ハッキリ言って「雰囲気がなんちゃってグッチ」で
こういうものがファスト・クローズです。

もしかあちゃんがアラブの石油王だったら
もちろん迷わず本家のこっちを買うわ。

出典:https://jp.pinterest.com/pin/287034176231486997/ GUCCI 2017SS

だけど、かあちゃんの家の狭い庭をいくら掘っても
石油は出ないわけで、ね。(出るのは関東ローム層)

こういうコレクションラインっていうのはたいてい
そのブランドが好きでたまらない世界のお金持ちや
一部のファッション通が買うもので
そういう人たちは目が肥えてるから
一目で「あ、それ去年のグッチ(古っ)」
と、わかっちゃうわけですよ。

高い割に1年の寿命しかない服を買うぐらいなら
ファストブランドで似たものを探し、
今年の気分を1シーズンうんと楽しんで処分、
と割り切ったほうがいい。
ZARAはこの前利用したZOZOTOWNでも
「買取不可」ブランドだったから
1年後リセールできるわけでもないしね。

ZARAやH&Mなんかは
こういう私たちの気持ちがよくわかっているので
気分はなんちゃって!を
本当に上手にお安く作ってくれます。

*前回のZARAとH&Mのパトロールの様子はこちら

ZARAパト第一弾・春トレンド「色、袖、花」を上手に取り入れるコツ

大人も着られるスカジャンを見つけた〜後編〜

定番、定番といわれるけど
「絶対定番じゃないから!」って思うのは
「デニム」です。
本当に、毎年毎年、
ちょっとだけシルエットやディティールを変化させて
去年のデニムが確実に古く見えるよう
計算されているとしか思えない。
だったら、バカ高いデニムを買うのは
いかに無駄遣いかっていう話です。

3月に入り、暖かくなってきたら
衣替えをしたり、
春物を買ったりする方も多いと思います。
服を買うときや、予算配分を考えるとき
「この服は耐用年数何年かしら?」
と考えてみてはいかがでしょう。
あなたが「お値打ち品」に巡り合えたら
かあちゃん嬉しいな。

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