気づいてる?ファストファッションの裏にある真実

こんにちは。ミランダかあちゃんです。
先日二児の母たぬきさんから、こんなコメントをいただきました。

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昨今ニュースに上がる外国人実習生の件でお願いがあります。
縫製業界に携わる実習生が多い中、彼らの劣悪な労働環境が問題になっていて、そんな環境で作られている服は買いたくないなあと思うようになりました。ただ、どこのブランドならその心配がないのか分からず思っているだけで終わっています。(エシカルブランドも国内展開している所は少なく、選択肢があまりない。。。)
そんな状況でかあちゃんの記事を読み、もし可能であれば実習生のことを少しでも念頭に置いたものづくりをして頂けないかと思っています。
かあちゃんのブランドのものが彼ら(日本人労働者含め)にとって健全な労働環境でつくられていたらいいなあ、だったらより気持ちよく買い物できるなあと心から思っています!
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シリアスな問題だけどとても大切なことなので、今日は繊維業界の影の部分の話題にふれてみたいと思います。

最先端のトレンドを取り入れ、低価格な服を短サイクルで大量生産・販売するファストファッション。
ファッション企業は、世界中で服を生産することで、人々に労働環境を提供しているわけだけれど
その一方で児童労働や危険な薬品の取り扱い、低賃金での劣悪な長時間労働などの問題も起きるようになりました。

ファストファッションの台頭と並行して、
私たちが持っている衣類の枚数はどんどん増えているのに、保存期間は15年前の半分(!)だそう。
安い服をどんどん買って使い捨て、が普通になってきてしまっているのですよね。
ということは、ゴミの量もどんどん増える。
そして、天然繊維は数年経てば土に帰るけど、ポリエステルなどの化学繊維は土に埋めても自然に帰ることはないのです。

このあたりの問題を簡単にわかりやすくまとめた動画があるので、ぜひこちらを見てみてください。

気づいてる?ファストファッションの裏にある真実 VOGUE JAPAN

 

もっと深く知りたいという方には、この本や映画もオススメです。

990円のジーンズがつくられるのはなぜ?

映画「ザ・トゥルーコスト〜ファストファッション 真の代償」

こういう映画や書籍を読んでファッション業界の闇を知れば知るほど、なんだか暗澹たる気持ちになって、服を買う気も失せてきます。
でもそれじゃあ一生服を買わなくていい?おしゃれができなくてもいいの?と聞かれれば、そんなこともできませんよね。

値段に関わらず、一つ一つの服を自分のワードローブに照らし合わせよく吟味して買う。
一度買ったら、耐用年数になるまできちんと着てあげる。
すぐに捨てたくなるようなどうでもいい服は、買わない。
自分のライフスタイルに必要十分な服の量と質を把握する。

 

こんなことを心がけているだけで、いらない服があなたのお部屋やクローゼットを息苦しくするのを避けるだけでなく、
地球全体を守ることにも繋がるんじゃないかしら・・・などどかあちゃんは思っております。

 

ちなみにかあちゃんのブランドSTYLE04の商品は、かあちゃんの目の届く人たちだけで作っております。
面倒な手作業も多くて、作り手の方々にはいつもお世話になりっぱなしだし、
そしてしょっちゅう売り切れ欠品していて、なかなか生産が追いついていなくて皆さんにもご迷惑をおかけしているのだけど
生産量を拡大するために、下請けのそのまた下請けの知らない方々にお願いするのはちょっと違うかな、と思っているので、その辺りは無理せずじっくりやっていくつもりです。

 

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気づいてる?ファストファッションの裏にある真実” に対して 6 件のコメントがあります

  1. マまぐろ より:

    こんにちは。
    ユニクロやGAPのセールなどで、以前に目を付けていたものがセールに出ていたりすると、ついフラフラ〜と買ってしまう事が多々あるので、耳が痛い動画でした…
    でも、Forever 21とかH&Mの店を覗いた時にいかにも安い素材で雑に作られてある服が山積みになっていたりすると、寒々しく感じたりするので、そういう感覚を持ち続けて、買う段階から「安いから1シーズンでポイしてもいいや」と思えてしまうような服は買わないよう心がけようと思います。
    意義ある動画を紹介していただき、どうもありがとうございました!

    1. 輪湖もなみ 輪湖もなみ より:

      マまぐろさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
      あの動画、現実的な数字を突きつけられると、結構ショッキングですよね。
      かあちゃんも、作りととしては、長く大切に来てもらえる服を作る、
      そして買い手としては、意味のない買い物はしない、
      を心がけようと思います。

  2. 二児の母たぬき より:

    かあちゃん、コメントを取り上げてくださってありがとうございます。
    ニュースなどを通してファッションの楽しみがだれかの不幸の上で成り立っているのは寂しすぎると思うようになりました。かと言って、やはりおしゃれを手放すのは無理!(ファストファッションを完全に利用しないのも経済的に難しい)とどうバランスを取っていくか、まだ考えが定まっていませんでした。今回のブログで改めてクローゼット管理を徹底しなければいけないなあと考えさせられました。
    どうでもいい服、時々買ってしまいます。反省。。。
    おススメ頂いた本や映画も読んでみます!ありがとうございました!

    1. 輪湖もなみ 輪湖もなみ より:

      二児の母たぬきさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
      二児の母たぬきさんにコメントいただいて、このことはぜひブログに書いておかなきゃ!と思いました。
      人に夢を売るべき立場のアパレルのが、一方で誰かの不幸の上に成り立っている、という現状。
      私たちがそのことに少しでも意識を向けることで、少しでも問題が改善していけたらいいですね。
      貴重な視点をありがとうございます!

  3. まんごすてぃん より:

    かあちゃんさま、
    いつも素敵なファッションの情報発信、ありがとうございます。
    今回、かあちゃんが紹介している本、私も読みました。
    ファストファッションだけでなく、安すぎる外食や物、サービスを目にする度に、「もうちょっと高くても、この商品に関わる人たちの賃金を上げてあげてほしい」と切実に思います。
    また、正当な賃金で生産された物やサービスの価格を皆が受け入れられたら、世界はもっと素敵な場所になるのでは、とも。

    1. 輪湖もなみ 輪湖もなみ より:

      まんごすてぃんさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
      食品にしろ、衣服にしろ、一番立場の弱いところにしわ寄せが来るようにできているのですよね。
      私たち消費者も、生活に関わるものがどんな生産や流通を経て自分の元に来たのか、知っておく必要がありますね。

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