いろいろなものは似合わなくて当たり前だし、それでいいじゃない?
裕福な女性が手に入れるべき「3B」って
ご存知ですか?
Bride、Baby、Birkin。結婚、子供、バーキン
なんだそうです。
バブル女じゃあるまいし
女性の多様な生き方が認められている現代に
悪い冗談としか思えないです。(笑)
本屋さんでパラパラめくったら
そのバーキンがどど〜っと載ってるページが出てきたので
その手のセレブ本かと思いつつ買ったこちらの本。
じっくり読んだら意外と勉強になりました。
STORYやHERSのスタイリストとして活躍されている
栗原登志恵さんの、私服スタイルブックです。
アマゾンレビューには
”全然スタイルよくないのに着画多すぎ”などと
辛辣なことが書かれていて、
確かにこの方、たいへん申し上げづらいですが
体型も容姿も恵まれてはいないです。
(かあちゃん、完全に自分のことは棚にあげてます)
ごく普通の中年体型である著者が
リーバイスのカスタマイズデニム、
オーソドックスなシャツとパンツ、
ふわっと裾が広がるエンパイアドレスなど
実に様々なスタイリングを着画で
見せてくれていますが
「これはすっきりとしてお手本にしたいなあ〜」
というものと
「これはまずいです。おやめになったほうが」
というものが一目でわかります。
例えば
丸顔で背の高くないぽっちゃりさんが
太いチョーカーやストールををすると
ますますお顔が丸く見えますし、
ぷっくり肉のついた腕と手に
ラージフェイスの腕時計、大きな指輪、ブレスレットを
重ねづけすると、
手も指も短く見えて損です。
一方で余計な装飾を取り去った
シャツやジャケットスタイルは
やっぱりスタイル3割り増し。
この方はスタイリストというご職業柄か
様々なスタイルを着ていらっしゃるけど
似合うものとそうでないものが
はっきり、くっきり一目瞭然で、
こんな豊富なサンプルを見ると
やっぱりある程度歳を重ねたら
誰だって体型や容姿に難はでてくるわけで、
「いろいろなものは似合わなくて当たり前だし、それでいい」
と思います。
自分に似合うもの、
容姿と体型を美しく見せてくれる服を
いかに絞り込むか。
「型」をしぼることから始める
かあちゃんのクロゼットマップの理論は
やっぱり間違ってなかったぞ〜と再認識。
クロゼットマップについては、
こちらのカテゴリーをどうぞ。
クロゼットマップ
なんて、人のことああだこうだ言ってないで
自分だって、クロゼットマップの法則を
きちんと実践して
おかしなものにフラフラ手を出さないようにしなくちゃね、
と改めて思わされました。
こういうことって
素敵なファッション誌の
素敵なモデルさんばっかり見てたら
気づけなかったな、とも思います。
だから自分が心地いいパターンから抜け出して
異質なものに触れることは
やっぱり勉強になりますね。
まだまだ精進しなければ!