ダメージデニムって、何歳まではいてもいいの?
あのとうもろこし色の髪はズラかしら?
赤鬼みたいな顔色はメイクなの?
と、外見的にも話題が尽きないトランプ大統領ですが
ファッションプロデューサー、しぎはらひろ子先生が
産経新聞朝刊のインタビューで
こんな面白い解説をされていました。
++++(以下抜粋)
トランプ氏のスーツは映画「007」シリーズの主人公、
ジェームズ・ボンドを演じた複数の俳優が
劇中で着用したイタリアの高級ブランド「ブリオーニ」製。
「身体に密着したセクシーなラインが特徴」だが、
トランプ氏は正反対ともいえる着こなしをしており
上着はやや大きめで、ボタンは開けっ放しの姿。
これはトランプ氏の
「型破りなイメージを保つ戦略かもしれない」
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なるほど〜。
政治家はスマートで賢く誠実なイメージに
見られたいものだとばかり思っていたら
逆もあるわけですね。
着こなしという面ではダサくても
わざと着崩すことで
年齢を感じさせない、アグレッシブさを
見る人に印象づけるという作戦なわけですね。
わざと崩す、わざと汚くするというのは
昔からファッションのやり方の一つだけど
そうしたら
おばちゃんのダメージデニムってどうなんでしょうね。
インスタでは、しょっちゅう見るけれど
「これって何歳まではいていいもの?」
って思っている人、いるんじゃないでしょうか。
ダメージデニム、
かあちゃんは、40歳が引き際かなと思います。
きれいめなデニムでなく
あえてダメージデニムを大人が選ぶことの
メリットってなにかしら?
わざとバイクで2〜3回往復して傷つけたライダース、
ペンキぶっかけたようなTシャツ、
などのダメージアイテムは
”パンク、反体制、若さ、きちんとした大人への反発”
などのイメージ。
つまり
「私はロックな女です」
というメッセージよね。
本当に存在自体がロックな人は
何歳であろうと、
ダメージデニムを着てもかっこいいと思うの。
でも、ふつうのいいお母さんが
ロックなアイテムを着てしまうと
下手すると
「私は一貫性のない女です」
というメッセージになってしまわないかしら?
ってかあちゃんは思います。
なんだかお堅い先生のようなこと言っちゃって
恐縮ですが(汗)
フランスの思想家のロラン・バルト氏は
「言葉は記号である」といったけど
ファッションは、
私たちひとりひとりの言葉であって
その人の人となりを伝えるもの。
だから、40歳を境に
なんとなくロックなものを選ぶのは卒業して
”満ち足りた女”に見える服を選びたいなあと
かあちゃんは思います。