なぜユニクロの商品は、品質がいいのに安いの?
こんにちは。ミランダかあちゃんです。
ソファに寝転んでクッションを枕にipadを見ていたら、ムスメから
「二重アゴがひどすぎる!まるでオットセイ!」
と厳しい一言。
「アウ、アウ」(←オットセイ語で、はい。気をつけます。)
先日、かあちゃんがユニクロの”エクストラファインメリノウール愛”について熱く語っていたら、
「どうして、ユニクロはそんなに品質のいいものを安く作れるの?」
と聞かれました。
以前にも書いたことがあるかもしれませんが、ここで復習を。
通常のアパレルブランドは、8月下旬から秋物を売り始めます。
ただ秋物だからと言って、冬の終わりまで同じ服をずっと売り続けるわけではなくて、9月から12月へと気温が下がるにつれ、どんどん新しい商品がお店に投入され商品が入れ替わります。
商品がお店に置かれているのは長くて3ヶ月程度。
けっこう寿命が短いんです。
それに比べて、ユニクロの”エクストラファインメリノウール”は、8月初旬から1月中旬まで、同じ商品がずっと店頭に並びます。
販売期間は約5ヶ月、ものすごく長いんですね。
繊維の長い超長繊維という同じ糸を大量に仕入れ、色違いサイズ違いで販売し続けます。
つまりこのニットを製造する量(生産ロットと言います)が、他のアパレル製品に比べて桁違いに多いんです。
糸を大量に仕入れ、大量に編み立てれば、生産コストは下がります。
もう一つの理由は、”エクストラファインメリノウール”のようなベイシック商品は、シルエットの微調整はあるものの、毎回大幅にデザインが変わらない。
つまりデザインにかかるコストも省けるわけです。
そんなわけで、かあちゃんたちはユニクロの定番商品を、あんなにお手頃な価格で買えるのですね。
クオリティー的には、1〜2万のニットに全然引けを取らないと思います。
「真夏にウール?!」ってよくびっくりされるんですけど、質の良いウールのニットは通気性にも優れているので、冬は暖かく夏はさらっと。
かあちゃんは薄いコットンニットのヨレッとした感じとか、肩がけして結んだ時にボリュームがなくて頼りない印象になるのがあまり好きでないので、1年中メリノウールはクローゼットにスタンバイ。
飛行機の中でも必須なので、オンラインだけでもいいから、できれば1年中売って欲しいと密かに思っています。
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