不協和音がエネルギーを産む

こんにちは。ミランダかあちゃんです。
コム・デ・ギャルソンが、40年ぶりに東京でのコレクションを開催しました。

画像はこちらでたっぷり紹介されているので、ぜひみてくださいね。

COMME DES GARÇONS COLLECTIONS  Spring 2021 Ready to Wear

毎シーズン驚きの連続ですが、今シーズンはいっそう凄みがあります。
モデルのヘアスタイルは、中世ヨーロッパの貴族の肖像画みたいな巻き髪で、ドレスは複雑で造形的・構築的なクチュール風のクラシックスタイル。
なのに!素材がビニールだったり、ミッキーマウスのプリントだったり、PLAYの目玉ぎょろぎょろだったり。
さらにその上から、スプレーで書かれたウオールアートみたいな、落書き風の文字。

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ショーの後、詰めかけたジャーナリストの前で川久保が語ったことも、変化の最中にある現代と重なった。
「相反するものには不協和音を感じると思います。
悪い意味もありますけど、予想外のことも起こるし、面白くなる場合もあるんですよ。
不協和音がポジティブにエネルギーを生む、ということをテーマにしました。」
(Fashion Snap.comより抜粋)
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確かに、予定調和ってつまらないですよね。
「ああ、やっぱりね」って、誰もが予想できてしまう未来には、ワクワクもドキドキも感じません。
「それとそれ合わせちゃう??」って
みんなが驚くような意外な組み合わせを見ることで、人はグッと心を捕まれるんじゃないかと思います。

 

今回のショーの後には、本当に珍しいことに、ほとんどメディアに出ない川久保玲さんが、NHKとTBSのインタビューを受けていました。
それだけでも、コロナが続く中コレクションを発表するにあたっての、並々ならぬ思いや力強いメッセージを感じますね。

 

写真は昨年のコム・デ・ギャルソン青山店の外観です。
大胆なタイポグラフィーに、思わず引き込まれました。

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