本当のミニマルはインテリアもファッションも共通ですね

スポンサーリンク


こんにちは。ミランダかあちゃんです。

かあちゃんなんぞの誕生日に、わざわざたくさんのコメントをいただきありがとうございました!
家事が終わってホッと一息してから、
お風呂上がりに、
と夜の貴重なくつろぎの時間にこのブログをお読みいただいている方が多いようで、とっても光栄です。
みなさまが眠れなくなるようなヒドイ画像をお見せしないよう、これからも(なるべく)頑張っていきたいと思います!どうぞお付き合いくださいませ。

「E1027」というガラスのサイドテーブル、
コピー品も多いので見たことあるという方も多いかもしれないですね。
こちらはアイルランド人のアイリーン・グレイという女性家具デザイナーの作品です。

 

彼女の生涯と、日本の国立西洋美術館を作ったことでも知られるル・コルビュジェとの
確執が描かれたフランス映画「ル・コルビュジェとアイリーン追憶のヴィラ」を週末に見てきました。

 

ストーリーは、1920年代に家具デザイナーとして有名だったアイリーンが
建築家兼評論家ジャン・バドヴィッチに建築の基礎を学び
南仏の海を一望できる高台に、のちにミニマリズムの傑作となる「E1027」という2人のための住宅を建てます。

(写真2点は映画パンフレットより引用させていただきました)

港に停泊する船をイメージした白い箱のようなミニマルでシンプルで光が溢れる家と
それに調和するモダンな家具
白いブラウスと白いパンツに日除け帽とエスパドリューというアイリーングレイのカンペキにミニマルなサマーファッションが溶け合って、夢のように美しいです。

 

ところがジャンの友人だったコルビュジェが、彼女の才能に深く嫉妬する一方で、この白い家「E1027」に異常なまでに固執し、占領して住み着いた上に勝手にこの家の壁に壁画を描きまくる。
当然アイリーンは怒り悲しみ、そして・・・
というお話。

 

近代建築の巨匠と言われるル・コルビュジェが、この映画では「大丈夫なのかしら?」と心配してしまうほど小太りの冴えないルックスの傲慢な中年男に描かれているところが、実にフランス映画らしいシニカルさです。

 

「物の価値はその想像に込められた愛の深さで決まる」

映画のラストのアイリーングレイの言葉。
2時間たっぷり、削ぎ落とし計算され尽くした建築や家具やファッションを楽しませてもらったかあちゃんの胸に刺さりました。
インテリアもファッションもきっと同じですね。
限りある時間とお金を使うなら、作り手の愛や思いが伝わる服や家具を選びたいです。

 

↓映画情報はこちらからどうぞ。

Bunkamuraル・シネマ「ル・コルビュジェとアイリーン 追憶のヴィラ」
The Price of Desire
◆12/8(金)までの上映 ※12/7(木)は休映

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA