とにかく自分を変えたいときは、整形よりも丸投げ服

このブログを始めて以来、
服についての個人的なご相談をいただくことが多いかあちゃんですが
「なりたい自分になれる服とは?」といったご相談が
とっても多いです。

お仕事上責任ある立場で、
エグゼクティブらしく、部下から尊敬と信頼を集めたいとか
イラストレーターさんで、
ご自身の作風に合わせ、センスのいい人に見られたいといった
「ブランディング」的な内容から、
今までピンクハウス系だったけど、
太って服が入らなくなり、自分に自信が持てなくなったから
エレガントマダムに大チェンジしたい、などの変身願望まで。

大きく自分の見た目を変えたいとき。
今までの自分とは、全然違う自分になりたいとき。
そしてもしあなたが、「服選び全然自信ないんですっ!」
という場合、
ときには思い切って
「服選びを人に丸投げ」してみてはどうでしょう。

今日はそんな方法について考えてみます。

出典:https://jp.pinterest.com/pin/287034176230646524/

試しに
ひまそうな時間帯の、ひまそうな店を狙い
(服選びにゆっくり時間がかけられるから)
お店のスタッフの方に、
「こんな場面に着ていく服で、こんなふうに人から見られたい」
ということだけ伝えて、
頭のてっぺんからつま先まで
コーディネート一式を選んでもらってください。
そしてそれらを、すべていっぺんに身につけ試着します。
できれば、いろいろなブランドで実験してみてね。

このとき、自分の「好み」は一切言わないのがコツです。
店員さんに好みをくみ取ってもらうと
いつもの自分のバイアスがかかっちゃうからね。
あなたがお店の方と一言も話しをしなくても
あなたの体からは、いろんな情報が発信されてるはず。
スタイルや容姿の特徴
こんな美点をもっと目立つようにしたほうがいいとか
ここは目立たなくしたほうががいいとか。
客観的に見た、あなたの持ち味を生かしながら
目的に合う服を提案してくれると思います。

人は反対に映し出す鏡の情報を
本当の自分だと思っているけど
人から見た自分はちょっと違う。
だから、自分で選ぶ服より
そうして選んでもらった服のほうが
自分らしい服なのかもしれません。

服を丸投げして選んでもらうとき、大切なことが2点ほど。

★上から下まで、靴・アクセサリーも含めトータルで全部揃えてもらう

例えばね、今年ライダーズジャケットが流行ってるでしょう?
ハイウエストのワイドパンツとスタンスミスのスニーカー・・
雑誌から抜け出てきたみたいなお嬢さんを
街で大勢見かけるんだけど
靴におリボンがついてたりする。
ライダースって、バイクに乗るとき
転倒してもダメージが少なくなるよう作られたものだから
「リボン」って、まるで方向が違うアイテムよね。
黒いパンプスだからまあいいか、
って思って選んじゃったのかもしれないけど
その靴のせいで、「無理して流行追ってるんだね感」が出ちゃう。

つまり、おしゃれの洗練度合い決めるのは「一貫性」なんです。
だから「一部自己流」は禁止!
一貫性を見極められる人に、徹底的に
すべてお任せして選んでもらっちゃう。
あとはそれを真似して、似たようなものを買い足していけばよいのです。

次に

★そのコーディネートを、毎日そのまま着る。とにかく着続ける。

手持ちの服と合わせようなどと思わずに
選んでもらったコーディネートを崩さずそのまんま着る。
そうすると、不思議なことに
自分の体のほうが、次第にその服にあってくるのよね。

例えば、医学部生が白衣を着て、病院実習に出るようになると
自然に医者らしくなるし、
私服ではどう見ても普通のおじちゃんが、
制服を着ればちゃんとおまわりさんに見え、
おまわりさんらしい振る舞いになる。
もし警察官の制服がスーパーマリオの服だったら、どう?
全然言動に迫力出ないと思いませんか?

服って、その人の内面を切り替えるスイッチみたいな役割をしている。
だからね、自分をガラッと変えたかったら
自分の好みや経験からは手を出さないような服を着て
後から服に内面が追いついていく、ということだってできるんです。
服って、本当にすごい。

かあちゃんは、基本
「自分のクロゼットの服を整理分析して、整えていきましょう」
という考えなのだけれど
クロゼットの中に、1枚も好きな服自分らしい服がなかったとしたら
分析しても全然楽しくないし、
その服を着続けようという愛着も湧かないよね。

もしも、私のブログをお読みくださっている中にそんな方がいたら
もう今の自分にふさわしいかとか似合うかとかじゃなく
「自分を導いてくれる、唯一服」を
ワンコーディネートでいいから、人に丸投げして作ってもらっちゃう。
そこから、道が開けるという順番が
あってもいいのかもしれないな、と思います。

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