靴は黒だけではだめですか?濃い色は下が正解の法則
クロゼット向上委員会でお会いした方に
たまに聞かれます。
「かあちゃん、靴は黒だけだどダメですか?」
黒は無難すぎてつまらない・・・ってことなのかな?
いえいえ、全然そんなことないと思いますよ〜。
あああ、またやっちまった。男子度100%。
ほんとかあちゃん、油断するとつい全身オヤジになります。
これじゃ、出勤風な寅さんだわ。
ってそんなことより(笑)
今日お話ししたかったのは、足元のことです。
座敷にあがる忘年会も増える12月。
脱ぐと、ぱったんぱったん倒れるロングブーツより
脱ぎ履きしやすいショートブーツを
愛用中のかたも少なくないのではないかしら。
ショートブーツやパンプス。
とりあえず基本の黒を持っていて
写真のかあちゃんのように黒っぽいパンツや
黒っぽいスカート+黒タイツで、足元が黒いひと続き。
冬はこんなコーデになることが多いかもしれませんね。
そうした下半身黒づくしは、無難すぎてダメかって話ですが
全然ダメじゃないです。
むしろ、ヘタに靴だけベージュとかより
よほどまとまりがよくなります。
これ、コーディネートの基本の「き」です。
理由を説明します。
下のセーターの図を見てね。
左は上に白、下にいくに従って濃い色。
右はその逆です。
見た感じ違和感ないのはどちら?
たいていのかたは、左、つまり
上に白がのっているほうが自然に感じると思います。
一番上が黒だと、なんだけとても重そうで
黒いセーターだけ大きく見える。
実はお店で売られている服も、この法則で並んでます。
たいてい淡色は上、濃色は下です。
今度お店にいったら、ガラスの棚置き什器を見てみてね。
美術を勉強されたかたはよくご存知だと思うのですが
濃い色は重く感じ、薄い色は軽く感じる
という法則があります。
だから下半身を黒っぽい色でまとめるのは
人の感覚的に、とても自然に見えること。
また、冒頭にお話しした
スカート+タイツ+靴=ひと続きで黒というコーディネートは
脚を長くスラリと見せる効果もあります。
夏はこれだと少々重く感じることもあり
サンダルなどで素肌を見せて、軽さを出したりするわけですが
冬はすっぽり包まれた脚は暖かそうに見えるし
寒くて着膨れする時期ですから、
足元が締まってみえるのはバランスがいいです。
黒い靴、黒い足元、
自信をもって着こなしてくださいね〜。