毛玉で損をしないために、知っておきたい素材の知識

今日のかあちゃん、落ち込んでおります。
なぜなら!
ブログを書いて3ヶ月、
単に着こなしやコーデだけでなく、
服に関して役立つ話題を
できるだけまんべんなく書いているつもりだったのに
「毛玉になりやすい冬の素材」
について書きもれていたから。

このブログの大切な読者の方が
「ユニクロのスカート、4回履いたら毛玉だらけ」
という目にあったと、昨日知り、
かあちゃん、アゴが床につくぐらいうなだれました。
がっくし。
素材に関する情報が、まだまだ足りていませんでした。
ごめんなさいですっ!!

というわけで、今日は徹底的に素材の話。
もう冬物なんか買わないよ!という時期ですが
せめてSALEで失敗しないために。
冬素材と毛玉について書かせていただきます。

出典:https://jp.pinterest.com/pin/287034176231305053/

まず「そもそも毛玉ってなあに?」という話。
ひとことでいうと、
繊維からの毛羽立ちがひっからまってだんごになった状態です。
繊維は着たり洗濯してこすれると、
だんだん毛羽立ってきます。
最初スベスベだった生地が、
ちょっとざらっとしてくるヤツね。
その毛羽立ちがたくさんできると、
今度は毛羽同士がからみあって、丸まります。
それがにっくき「毛玉」の正体です。

次に素材の種類の話をします。
繊維素材は植物や動物を使った「天然繊維」と、
人工的に作られる「化学繊維」に分けられます。

また、本来「毛」というのは「羊毛」と「獣毛」のことをいい、
羊毛はひつじ、獣毛はカシミヤ、アンゴラ、アルパカなどの毛のこと。
一般的に「毛」や「ウール」は、羊毛のことを指すことが多いです。

一方、化学繊維はナイロン、ポリエステル、レーヨンなど。
人工的に作られたものなので
天然繊維にくらべ、すごく強くて価格が安いのが特長です。
ところが、この「すごく強い」というのがクセもの。

毛玉って、一度できたらとれないって
思ってる人もいるかもしれないけど
そうじゃないのね。
天然繊維は毛玉ができても、
自然にとれて落ちることも多いんです。
ところが合成繊維はすごく強い繊維だから
一度できるとなかなか落ちないのよ。
これが、合成繊維は毛玉ができやすいといわれる原因です。

アクリル100%のセーターはもちろん
「アクリル」と「綿」の組み合わせや、
「ポリエステル」と「毛(ウール)」といった混紡糸による服も
注意が必要です。
服を買うときは、服の左脇についてる「タグ」で
素材の混率をしっかりチェックしてね。
合成繊維比率が高いほど、毛玉になりやすいので。

また、合成繊維以外で毛玉になりやすいのは
起毛セーターなどの、毛羽のある服。
毛玉は毛羽が原因なんだから、毛羽だった服は毛玉予備軍よ。
たまに着て、まめにお手入れできる服はいいけれど
普段着にはあまり向いていません。

今年GUでごっちゃり売ってた、
起毛素材でアクリル100%のニット
最悪です。
お値段が1,980円だったとしても、4回しか着れなかったら
1回あたり、約500円。
高っ!
かあちゃんの大好きなキャラメルマキアートが買えちゃうわ。

安い=毛玉ができやすい
のではなくて
安い=安い合成繊維を使ってる=だから毛玉ができやすい
というカラクリを、しっかり頭に入れておいてくださいね。

最後に、
そうは言っても冬のあったか素材は、
たとえ天然繊維だとしても毛玉がゼロというわけにはいきません。

できてしまった毛玉は、こまめなお手入れをお忘れなく。
毛玉とりの方法については、
こちらに詳しく書かせていただきました。
毛玉のことは嫌いでも、カシミヤのことは嫌いにならないでください!

あ、電動毛玉とりは、やめてね〜。
あれは芝刈り機と一緒。
生地がどんどん薄くなり、大切なニットの
穴あきの原因になりますので。

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