おしゃれな小説家と言えば
こんにちは。ミランダかあちゃんです。
今日伊勢丹新宿店に行ったら、「いつもブログ読んでます!」と声をかけていただきました。
ちなみにかあちゃんが伊勢丹とZARAとルミネにいると、かなりの確率で声をかけられます。
「伊勢丹+丸顔たぬき=かあちゃん。間違いない!」って思ってもらえるのかしら。
毎回ちゃんとメイクだけはしていこうと思います^^
かあちゃんはビジネス書を読むのが好きで、このブログでご紹介する書籍もビジネス書が多いのですが
今週末は珍しく小説を読みました。
三島由紀夫の女性の服装に関する描写って、とても耽美的で美しいんですよね。
***以下本文より抜粋***
彼は妻の散歩服の注文に当たっても、朝の樹の色と、暮れがたの樹の色までも考えに入れた意見を述べた。
女の服飾は、空の色、海の色、夕焼けの色、あけぼのの雲の濃淡、池の反映、樹木、建物、部屋の配色、一日のうちのあらゆる時間、光線、会合の雰囲気、すべてのものと調和や対照を保っていなければならなかった。
同じ夜会服でも、オペラ座へゆくのと、オペラ・コミックへゆくのとでは格段の相違があり、招かれる家の調度如何で、引き立つ服もあれば、引き立たない服もあった。
周伍がもっとも苦心を払ったのは、ほんの二言三言言葉を交わしてその場を去ったのちも、香水の薫りのようにその女の雰囲気があとに漂う、そういう言いしれぬ雰囲気を麻子に付与することだった。
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妻と娘を自分の思い描く美の理想通りに矯正し育てようとする男の、執念と悲哀を書いた作品です。
こういう男が身内にいたらウザくてたまりませんが、小説の世界なら安心して浸れます。
他にも三島作品には、洗練されたおしゃれな女性の描写がたくさん見られます。
三島由紀夫自身が、自分の男性美を追求して肉体改造をし、1着30万もする軍服をオーダーしたという話もあるそうなので、相当にこだわりを持った人物だったんでしょう。
他に作家でおしゃれなのは・・太宰治でしょうか。
短編小説の「おしゃれ童子」や、幾つかのおしゃれに関するエッセイもありましたよね。
かあちゃん7月は恒例の軽井沢に行くので、久しぶりに小説の世界に浸ってみたいと思っています。
そう言えばかあちゃん、ユニクロのエクストラファインメリノタートルセーターがネットでしか販売されなくなったことにショックを受け、以前こんなブログも書きました。
よろしければクスッと笑ってやってください。
もしも太宰治がユニクロのエクストラファインメリノセーターを買ったら
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