混ぜるな!危険。若者にイタいと言われない大人カジュアルのつくりかた

デニムとかトレーナーとか、
学生時代から長年愛用しているカジュアルなアイテム、
あなたもお持ちですよね。
今日はクロゼットマップ「カジュアルグループ」についてのお話しです。

 →「クロゼットマップづくり」これまでのお話しはこちら
「10着しか服をもたない」で生活できるか試してみた
「ときめく」ものだけ残したら、服はたいへんなことになるかもしれない
クロゼットマップその2「控えの10着」

私のたんすからも出てくる出てくる!
ボーイフレンドデニム、グレイのパーカー、ボーダーTシャツ、
ネルシャツ、そしてレザージャケット。

ここに並べているのは、例の
「黒、白、グレイ、紺 + ブラウンのグラデーション」
「型をそろえる」
の決まりに従い、型と色を絞った結果、
選抜されたベイシックな服たちです。

私の場合、このグループはすごく長く着ているものが多いですね。
一番左のオフホワイトのレザージャケットなんて、
私がまだファション業界にいたときに手に入れたサンプル品で、
プラダの工場で作られた柔らかなシープスキン。
形が古くなったので、肩パットを外し、
肩をつめるお直しをしてまで、しつこく着ているものです。

デニムやレザーは、着込むほど味が出るものだし
仕事をしている女性の場合、毎日出番はないから、
痛みも少ないのでしょうね。
カジュアルグループを買うときは、
基本や控えの10着より、
さらにベイシックなものを買うのが堅実、ということですね。

ではマップにまとめます。

ここで大原則を1つ。
このグループだけは、「混ぜるな!危険!」
つまりカジュアルアイテムだけで
コーディネートを完成してはダメです。
ハードなアイテムを盛りすぎると
ロケッンロール♬ なおばちゃんになっちゃう。
本当にロックな生き方をしている方はかっこいいと思うけど
コツコツ定期預金して、健康に気遣った食事をしている人が
ファッションだけロックはおかしいでしょ?

娘の部屋からキャップとコンバースと雑誌の付録バッグを拝借してきて
「大人NGファッション」を作ってみました。(笑)

1個1個のアイテムは別に悪くないと思うんですよ。
付録のバッグ以外はね。(笑)
でも全身カジュアルは、若者すぎます。
もともと、キャップやスエット類、スニーカーはスポーツのための服。
デニムは労働者のための服だし、
ライダースはバイクに乗るための服。
乱暴な言い方をすれば、
カジュアルは「動く若者のための服」です。
だから動きの鈍い、ミランダかあちゃん世代は
「ちょっとだけお邪魔しま〜す」くらいの
「部分カジュアル」なバランスがよいのではないかしら。

ご近所カジュアルを大人カジュアルに格上げする、たった2つの方法
↑ この記事にも書きましたが、
若者とは一線を画した、
大人の余裕が漂うカジュアルにしましょうよ。

お手本をピックアップしてみました。
まずはデニムの着こなし。
大人にしてはダメージすぎるデニムだけど、
キャメルのコートと白シャツ、赤リップ、カッチリバッグ、アニマルピンヒール
というドレスライクなアイテムとの組み合わせで、女っぽい。

出典:https://jp.pinterest.com/pin/287034176230673747/

こちらはきれいめなデニムに、真っ赤なコートとスカーフ、ローファー。
アイテムはトラディショナル、配色がパリっぽくて若々しいです。
シルバーヘアになったら、こんな真っ赤なコート着てみたい。

出典:https://jp.pinterest.com/pin/287034176230673710/

女性がハードなライダースジャケットを着るなら、
このくらい女性らしいアイテムを合わせてもいいと思います。
細かいプリーツのシフォンスカートときゃしゃなピンヒール。
面積の大きい下半身をドレスライクに仕上げているので
ハードなライダーズがフェミニンに見えます。

出典:https://jp.pinterest.com/pin/15129348727682287/

ミランダ母ちゃん的に、秒殺されたのはこちら。↓

ううっ〜かっこいい。
ドレスシャツとネクタイなんだから、
ふつうこの上はジャケット着るでしょ?
というところに、ライダースで崩してるところがいいわ。
アクセサリー、チャラ男っぽいけど許す!

出典:https://otokomaeken.com/mensfashion/3033

こちらもシンプルで好感度高いですね。
グレイのサマーウールのパンツでさらっと着ているところが
クリーンでいいです。
これにダメージデニムだといかにもカジュアルだけど
パンツの光沢感で大人度が上がります。

出典:https://otokomaeken.com/mensfashion/3033

このような大人っぽいカジュアルを着こなすには、
いくらカジュアルアイテムとはいえ
きれいめの服と合わせられないものは
グループ3の「カジュアルの10着」には入れちゃダメ!ってこと。

きれいめで光沢のある素材と合わせたときに
明らかに安っぽく浮いてしまう服は
結局使いづらいです。

例えば蛍光色のカラーデニムとか。
上にジャケットをはおっても、子供っぽさが残っちゃいますね。
あとは、フェイクレザー。
光沢がビニールで安っぽいのが一目でわかり、
大人が着ると質感不足。
10年20年着るものですから、もし手に入れるなら
ここは奮発してもいいところではないかしら?

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