大人の教養と宝飾品

こんにちは。ミランダかあちゃんです。
こんなこと言っちゃファッションブロガー失格かもしれませんが
強烈な暑さの日本の8月は、結局マツコさんみたいなワンピースに限りますよね。(笑)

 

今日は最近読んで面白かった本のご紹介です。
「ジュエリーの世界史」新潮文庫

日本は、着物そのものの織り柄色柄に凝る一方で、装飾品や貴金属を身につけることが少ない、世界では珍しい服飾文化を持った民族らしいです。
着物が美しすぎ宝飾品が必要なかった、
日本人の美意識として見せびらかしのような美を嫌った、
など、理由は諸説あるようですが。

 

この本の中で繰り広げられる、世界の宝飾史のまあ、絢爛豪華なこと!
カルティエ、ティファニー、ハリー・ウィンストンの創始者やブランドの歴史
古代人の装飾品から、宝飾品が富と権力の象徴になって言った時代、アールヌーヴォーやアール・デコなどのアートからの影響など。
人類がいかに宝飾品へのあくなき追求心と執着心を抱いてきたのか、そのドラマチックな歴史がわかり、まるでドキュメンタリー映画みたいに楽しめます。

 

 

とても勉強になったのは、文庫本末尾の付録部分
「正しい宝石の買い方、教えます」
宝飾品の歴史が浅い日本、そういえばジュエリーの買い方なんて、誰からも教わったことがなかったわ!
一部分をシェアしますね。

(以下本文より抜粋)

★「お店に好かれろ」と言っても、せっせと買えとか、毎週にでも店に来いと言っているわけではないのです。
売る側も人間ですから、どうしても感情が入るということを知ってほしいだけのことです。
私は客だからエライの、店員のあんたは言われた通りにしてレバ良いの、という態度で臨まないことです。
お店に並んでいる商品が200点あるとします。みなさんはそれがどれも同じだと思っているでしょうが、全く違うのです。
200点の中には売り手が見ても素晴らしい、これは安い、お得だという商品もあれば、間違って仕入れてしまった、もう顔も見たくない、早く売りたいという商品もあるのです。だからあなたが好かれているお客であれば、そのお得な商品を勧めますし、間違ってダメな商品に手を出せば、それは止めた方がいいですと言ってくれるものです。

 

★第四は身なりと値引きの関係です。
(中略)
実際に買う場合には、できるだけ良い服装をして、堂々と、にこやかにかつ丁寧に値切ることです。実際にまた買う、買わないは関係なく、またいつでも買いに来ますよ、という態度を示すことです。お店はこれには弱い。間違いなくまた来てねという意味を込めて、オマケをしてくれます。
あなたにいくらお金があっても、ジーパンにコンビニ弁当をぶら下げて、これを買うから負けろと言っても、オマケをしてくれる可能性は低いのです。人は見かけによらないなどというのは寝言です。人は見かけで決まるのです。

 

あら、服を買うときもこのエッセンスは役立つかもしれませんね。

ジュエリーなんて私には関係ない?
まあ、そうおっしゃらず。
(かあちゃんも高価なジュエリーはほとんど持っていませんから)

アートを見るのと同じで、美しもので目から栄養をもらうって幸せなこと。
大人の教養としてちょっとお勉強してみるというのも、案外楽しいかもしれませんよ。

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