アパレルの未来はちょっと面白い

こんにちは。ミランダかあちゃんです。

夕方、小泉進次郎さんと滝川クリステルさんのおめでたいニュースが飛び込んできましたが、今日ファッション業界でもっぱらの話題は

 

伊勢丹新宿本店が秋にリニューアルし、今まで婦人服フロアだった2階の一部がスキンケアフロアになる、という話題と、
アメリカのバーニーズ ニューヨークが、連邦破産法11条(日本の民事再生法)を申請したという、どちらも、ファッション業界に暗雲垂れ込めるニュース。
(日本のバーニーズはセブン&アイホールディングスさんの傘下なので、日本のバーニーズがなくなる!ということではありません)

 

伊勢丹の婦人服フロアは、出店できればブランドの格が上がる憧れの場所ですから、その売り場が服からコスメにとって変わられるということは
「服、本当に売れてないんだね」
ということを、あらためて実感するような出来事です。

 

 

今ベストセラーになっている
「2030年アパレルの未来」
ファッションの仕事をなさっている方も、そうでない方にも、面白く読めるのでお勧めします。

この本の中で、
2割の「能動的な消費者」はインフルエンサー化、プロシューマー化する

という内容が書かれていました。

これまでファッション業界は
ファッションを作っている側の人が、「消費者に情報を教えてあげる」という、ちょっと上からな一方通行でした。
コレクションや展示会やパーティーやシークレットセールに招待されるのは、一部の業界関係者とメディアと顧客。
それ以外の一般人が最新情報を知るのは、ランウェイの半年から1年後。
ランウェイの傾向を、日本の市場に合うように加工して服を作ったアパレルの情報を
「はあ、そうなんですね」と素直に受け入れるだけでした。
つまり売り手と買い手の間には、かなりの情報格差があったわけです。

 

でも今は全然違います。
ルイヴィトン・メンズのアーティスティックディレクター ヴァージル・アブローは元建築家ですし、
ZOZOやメルカリの社長も、もともとファッション業界の人ではありません。
人気インスタグラマーやブロガーが、自分のファッションブランドを立ち上げることも多いですね。
ランウェイ情報も、ライブ配信で、時差なく見ることができます。

つまり今は、売り手と買い手の情報格差なんてないに等しい時代だということ。
むしろおしゃれが好きな一般の方の方が、不勉強なアパレルの販売員さんより、よほど知識があってびっくりしますもの。

 

 

これからどういう時代になるかというと、売り手と買い手が直接コミュニケーションをとって
「どうせ服を買うなら、自分が気に入っている・信頼している人やブランドから買いたい」となる。
百貨店に売り場がなくたって、売り手と買い手が直接やり取りを楽しみながら、服を買ったり売ったりする時代になると思います。

アパレルの人は「選ばれるブランド」になるために、相応の努力をしなくちゃいけないと思うし、
逆にかあちゃんたち消費者は、興味があればどんどんファッションの領域に入っていき、ビジネスに参加するチャンスもある。
ちょっと面白い時代になってきた、とかあちゃんは思っています。

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