「ドレス・コード」というファッションのルール

こんにちは。ミランダかあちゃんです。

ムスメの部屋で、「ミランダかあちゃんねる」を見ているnicoです。
いつもこんな感じで出来具合をチェックしてくれてます。(笑)


ミランダかあちゃんねる「秋のトレンドカラー、ブラウンシャツを3通りに着こなす!」

みなさま、たくさんのご視聴ありがとうございます!

 

話があっちこっち行って恐縮ですが、京都国立近代美術館の企画展「ドレス・コード?着る人たちのゲーム」が面白かったのでご紹介させてください。

服って、ただ縫われた布地で、寒くないように着ているわけではありませんよね。
服を着ることで、かあちゃんたちは何も言わなくても「私はこういう人」という信号を出してます。
学校で着る制服、職場で着るスーツは、分かりやすい服装のコードのひとつ。

 

その一方で、シャネルやコム・デ・ギャルソン、その他たくさんのデザイナーは、そういう常識を破りドレスコードをくつがえすことで、時代を変えてきました。
身近な服で言えば、昔トレンチコートは軍人を、デニムは労働者を表す服でしたけど、今はかあちゃんたちも着るおしゃれアイテムですよね。
みんなが常識と思っている「ドレス・コード」は、時代とともに変わる。
それがファッションの本質なわけで、この企画展はそれ表現したかったのではないかとかあちゃんは思います。

 

今シーズンのメンズコレクションも、スカートを履いた男性のスタイリングが多いこと!
ジェンダーレスの時代、男性がスカートの便利さや涼しさ(笑)に気づいて
「あーこんなに快適な服、もっと早く着てれば良かった」って思う時代はすぐそこに来てます。
2009年秋冬の、コム・デ・ギャルソン オム プリュス(メンズ)は、
ジャケット+ベスト+ベストの下から白シャツチラ見せ+スカート
という、今見ても全く古さを感じさせないスタイリング!
川久保玲氏の時代を見る目、すごいとしか言いようがないです。

 

 

歴史を作り時代を作ってきた服を見られるのも、贅沢な機会でしたが
かあちゃんは、オランダ出身のハンス・エイケルブームさんの「フォトノート」が一番興味深かった。

この人、同じ場所同じ時間で道ゆく人のスナップを大量に隠し撮りで撮影し、スーツ、デニム、迷彩柄、ピンクのダウン、ルイヴィトンのミニバッグを斜めがけしている人・・・とそれぞれ着ている服別に分類するという、超変態なことをやった人なんです。(すごい親近感 笑)

「ドレス・コード?」図録より、画像をお借りしました。

 

・・・・似てない?
バーバリーのマフラーをしている人、ルイヴィトンのバッグを斜めがけしている人、
年齢も髪の色も何もかも違うのに、なんか雰囲気似てない?

バーキンやケリーを持っている人は、なんとなく押し出しの強そうな感じだし(←個人の感想です)
スポーツジャージのブルゾンを着ている人は、どことなくヤンキー味がするし(←かあちゃんも持ってます)
同じものを選ぶ人たちって、どこか似通った雰囲気を醸し出してるんですよ。

 

だから、ファッションはどれが正解とかではなく、着る人がなりたい自分を選ぶ知的なゲーム
自分らしさを出すのもよし、いつもと違う自分になって見るのもよし。
そう。ルールを決めるのは、あなたです!!

 

「ドレス・コード?」
2019年10月14日まで
午前9時30分〜午後5時まで

詳しくは京都国立近代美術館のwebサイトをみてね〜。

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「ドレス・コード」というファッションのルール” に対して 2 件のコメントがあります

  1. にょろ より:

    この展覧会、お盆前に行ってきました。
    「フォトノート」を見て、わたしも国籍や年齢も違うのに、
    選ぶものが似ていると雰囲気が似るのかなぁ。って感じてました。
    何気に選んでいても、やはり、思想(というと、大げさです)が表に現れるのですね。
    値段だけでなく、しっかり、考えて、お買い物をしないと(苦笑)。

    余談ですが、この手の展覧会だから、少々、羽目を外してもいいだろうと
    フリフリのワンピースで、でかけました。なんら、問題なし。
    今、住んでる街では絶対に着ることができないのす(笑)。
    なりたい自分になれて、楽しかったです。女性には、こういう時間、必要ですよね。

    1. 輪湖もなみ 輪湖もなみ より:

      にょろさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      「ドレス・コード」行かれたんですね!来場している方も、おしゃれな方が多くてそれを見るだけでも楽しかった。
      住んでいる街を離れての非日常のドレス!いいですねえ〜。素敵ですね〜。
      服の力で、いつもの自分ではない自分になれるって、素敵なことですね。

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