調香師の手帖 香りの世界をさぐる

こんにちは。ミランダかあちゃんです。
今日近所の氏神様に立ち寄ったら、青々とした緑が目に眩しく、あたり一面に若々しい緑のなんとも言えない空気が流れていました。

ところでみなさん、香水は使われますか?
もし使うとしたら、その香りには特別の思い出があったりしませんか?

かあちゃんも若い頃から香水類が大好きで、海外に行ってはとっておきのお気に入りを買い集めたものでした。
アナイスアナイスは、がむしゃらに仕事をしていた20代の若さそのものの香り。
(古代ペルシャの愛の女神アナイティスを意識した香りで、白百合を基調としたフローラルノートです)

エスティーローダーのビューティフルは、脂ののった30代の、成熟しちょっとほろ苦くもある香り
(これは、最初にローズ、そしてマンダリンが続き、最後はモスの香りで落ち着くという、女性のあたたかさややさしさ、幸福をイメージして作られたものだそう)

 

ところで、時間を経て変化する香りのことを、「トップノート」「ミドルノート」「ラストノート」って言いますよね。
ローズと樹木の皮やコケ類を同じ香水にして、なぜアンマッチが起きないのかしら?って、実は不思議に思っていたんですよね。

ずいぶん前に、この本に答えを見つけました!
「調香師の手帖(ノオト)」中村祥二

「ノート」(note)っていうのは、もともと音楽で使われる言葉ですよね。
でも香りの世界でも、香料の香調を意味する「ノート」を使うのだそう。
そう言えば、シトラスノートとか、フローラルノートとか、言いますよね。

で実は様々な香調を音階と結びつけた研究があり、これは19世紀のイギリスの香料研究家のS・ピースという方が「香階」というのを考案したのだそうです。

ドは白檀、ゼラニウム、ミはアカシア
ソはオレンジフラワー、
で、これらの香りは「ドミソ」の和音のように調和しあう。
あとちょうど1オクターブ違うパッチュリと白檀は、どのような割合に混ぜてもよく調和する。
なんだかすごくないですか!?

まだ嗅いだことのない香りを想像しながら読み進めると、気分が落ち着き、とても気持ちが満たされる1冊です。
「調香師の手帖(ノオト)」中村祥二

 

 

★医療従事者の皆様のお働きに今日も心から感謝いたします。

かあちゃんの新刊本「どうせなら歳は素敵に重ねたい」を読んだよーという方、Amazon・楽天で購入された方は、ぜひレビュー投稿と星の評価をお待ちしてます!着々とレビューが増えていて、本当に感謝です。
そしてもし、ご自身のブログなどでかあちゃんの新刊本について書いてくださったかたがいらしたら、どうぞこのブログのコメント欄でお知らせくださいね。

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調香師の手帖 香りの世界をさぐる” に対して 2 件のコメントがあります

  1. マまぐろ より:

    こんにちは。
    私も、香水や香り関係のものが大好きなので、この著作を紹介してくださって嬉しいです。早速、ネットで購入しました(いつもは地元の本屋さんサポートとして実家近くの本屋さんで注文するのですが、今回はちょっと急ぎだったので楽○で注文しました)
    その後で、先日、かあちゃんさんが御紹介くださったDahliaさんのブログでお香の話を読んで、これまたインスパイアされてDahliaさん御推薦の香まで購入。
    ネットショッピングは一度、勢いがつくと止まらなくなりがちで危険でございます…

    1. 輪湖もなみ 輪湖もなみ より:

      マまぐろさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
      香りのものってクセになりますよね。もはやないと落ち着かない・・。
      お家時間を楽しんでくださいね!

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