迷ったら「好きな服のルーツ」に戻ってみたら?

「雀百まで踊り忘れず」と言いますが
小さい頃からの服の好みや選ぶときのくせは
存外変わらないのでは?ということについて書いてみます。

かあちゃんは少女の頃から老け顔で、色黒&がっしりとした大柄
小学生の時には「マダム」というあだ名がついておりました。
なので、よそ行きの時に親に無理やり着せられる
さくらんぼのついたワンピース、三つ折りのレース付きソックス、黒いエナメルのシューズが
笑っちゃうほど似合わず、いやでいやでたまりませんでした。
ソックスのフリルの部分を、文具ハサミでジョキジョキ切って怒られたこともある。(笑)

どうひいき目に見ても、うちの娘に可愛い服は似合わない、
親もうすうすそれに気づいたのか、
かあちゃんにふんわりワンピを着せるのをやめ
紺のブレザーとチェックの巻きスカートを買ってくれるようになりました。

こんな子供らしい可愛さと縁遠い自分でも
女の子っぽくなれる服があるんだ!と
服を着て初めて、嬉しいと感じた忘れられない経験。
それが、かあちゃんのジャケット好きのルーツのような気がしてます。

 

 

憧れのこの方なんか、小さい頃から絶対に
フリルが大好きだったと思う。

 

 

この数年ジャケットが売り場にない状態が続いたので
今シーズンのダブル・テーラードのトレンドには
かあちゃんはど真ん中に乗っかり
8月から気合い入れて買いました。
(最初の写真のチェックのスーツです)

 

ただ、千鳥格子+ダブルのテーラードに
赤やボルドーのインナーやふんわりパフスリーブブラウスを合わせたりすると
今年らしすぎて、トレンドに乗っかりすぎが気恥ずかしいので、
インナーは柿色のブラウス、
そしてバッグとパンプスとスカーフ、
自分らしい超定番3点セットを合わせて着ることに。
トレンドだから着てるんじゃないです。
前からダブルのジャケットが好きなんです!!と自己主張してみました。

同じトレンドでも、黒レースやシースルー、フリル付きスカートは着ません。
子供の頃の悪夢がよみがえるから。(笑)

 

リボン、レース、ローファー、タータンチェック・・。
誰にでも「小さい頃からずっと好きだった」というアイテムがあると思います。
そして多少の変遷はあっても、その「好き」って
案外変わらないものなのかもしれないなあと思います。

クールな女になりたい
可愛らしい女性になりたい

それぞれ、目指す目標はあったとしても
自分の好みまで封印する必要はないのでは?
「らしくない」のは落ち着かないものね。

服で色々迷う人は、き真面目な方が多くて、
有名スタイリストさんがオススメしていたとか
雑誌でこれはNGだと書いてあったとか
色々な情報を取り込みすぎて、訳がわからなくなっているのかもしれません。
そんな時は、小さい頃から好きだった服を
思い出してみてはいかがでしょうか?
自分らしさのヒントが見つかるかもしれません。

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