はたらく人の結婚しない生き方

「デキる女の決断クロゼット」
を連載しているProject DRESSの
編集長 池田園子さんが新刊を出されました。

DRESSという雑誌は、創刊当初から異色で
「結婚していても、していなくても
自由な選択の中で、すべての女性が輝ける社会の実現を」
100年先の女性にとって生きやすい世の中を目指す
というマニフェストを掲げていました。
事実婚を制度として認めよう
婚外子の人権を尊重しよう
などすべての女性が自由であるために
世の中を変えていきましょう、というもので
創刊当時、とても衝撃を受けたのを覚えています。

まだまだふつうに結婚、ふつうに出産
という価値観に多くの人が縛られる世の中、
社会的な意義が大きい本だと、かあちゃんは思います。

https://www.amazon.co.jp/dp/4295400254/

この本は四章から成り立っていて
・結婚しないでひとり生活を楽しむ方法
・パートナーとの生活を楽しむという選択
・結婚せずに、親になるーひとり親という生き方
・結婚して、子供を持たない生き方
にわかれています。

タイトルのように「結婚しない」だけに焦点をあてた内容ではなく
人生の軸が「結婚」ではない生き方もあるんじゃない?
というお話。

「結婚」や「出産」は人生の必要条件じゃあないよね。
結婚したいな、私には結婚という形式はいらないな
子供を持ちたいな、私はその選択したくないな
・・・と
本来は様々な生き方が選べるはずだし
選べる時代になったはず。
その多様性を認めてもっと生きやすくしましょうよ。
様々なライフスタイルの女性への取材をとおして
そのようなことを、穏やかに語りかけてくれています。

+++++

ここからは、かあちゃんの独り言(兼感想です)。
女性の多様性を認めず、息苦しくしているのは
世の中とか政治家とかじゃなく、女性自身。
そうした価値観で凝り固まり自分を縛り付けているのは
実は「女」なんじゃないでしょうか。

誤解を恐れずに言えば
「女」って、自分と似てない人を認められない人も多い気がする。
女の集まりって、空気読まないとすぐハブられない?
未婚で仕事してる女と、子育て中の専業主婦は
絶対仲良くなれないもん。
お互い得ているものが違うから。
それ以上に捨てたものが違うから。
あのときこうしていれば、私にだって違う人生が待っていたかも・・・
って、「待ってねーよ」って話。(笑)

ちょっとだけ自分語りさせてもらうと
今回、池田さんの出版記念トークショーがあって
西麻布の中国大使館のそばに行ったのだけれど
かあちゃん、会社員時代、
そのすぐ近くに通勤していたことがあるのね。
今思い返しても人生で一番キツイ時期だった。

かあちゃんは、ファッション業界が水にあってたらしく
30代半ばで子供を持つまで、人生のほとんどが仕事だった。
結婚してからもそれは変わらず、仕事大好き、
家は寝に帰るだけの社畜よ。
休みの土日は、起きたら夕方ってこともザラで
だんなが仕事に理解がある人だったのに甘え
きちんとご飯作ってあげた記憶もない。(苦笑)

ところが、子供が生まれ
娘が6ヶ月のときに「時短」で復帰したとき
それまで見えていた世界が変わってみえた。
思う存分残業したり出張したり、
仕事が思い切りできないことが、
24時間を自分のためだけに使えないことが、
こんなに苦しいことなんだ!!って。
中途半端な仕事しかできない自分自身が情けなくて
よく、有栖川公園の横の暗い坂道を
ボロボロ泣きながら帰ったよ〜。

それまでも管理職的立場で、
部下に時短復帰する女性もいっぱいいて
それなりに、いろいろな立場を理解したり配慮したり
してるつもりだったんだけどね〜。
実は全然わかってなかった。
そう。人の価値観を認めることって
自分がもってないものを認めることでもあり
苦しさも伴うことなんだよね。

中国大使館の前の「田はら」
当時さんざんお昼食べさせてもらったお店。
懐かしさに思わずふらふら入り、セミナー前にがっつりご飯。
田はらのおかあさんも、アジフライの味も全然変わってなかった。

サクサクのアジフライを噛みしめながら
今あの頃の自分に会えたら、
十数年先、一周回って
また大好きなファッションの仕事も少し始めちゃったよ。
って言ってあげたいと思った(笑)

ともあれ、
そんな経験からかあちゃんが学んだのは
「I’m OK,You are OK.」ってこと。

人の価値観には4軸あって
I’m OK,You are OK.
I’m OK,You are not OK.
I’m not OK,You are OK.
I’m not OK,You are not OK.

自分も許せて、他人の生き方や価値観も許せて認められる人
いつもそんな状態でありたいな。
この本にも、根底にはそんな想いがあるように思う。
この本がいつか
「昔の女性って結婚しないと孤立することもあったらしいよ」って
言われる時代が来たらいいね。

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